今日は、明日の昨日

日々感じたことを、徒然なるままに書き連ねていき、足跡を残していきます。

水道に関わるビジネスについて

2010(平成22)年3月7日(日)  水道に関わるビジネス(水ビジネス)についての記事があり,水ビジネスについて整理してみた。    記事は,自治体の水道管理技術を海外に売り込み・展開するため,関係省庁(政務官クラス)の検討チームを今月中旬に発足させるというもの。
 水ビジネスに関しては,経済産業省が2009(平成21)年10月15日に「水ビジネス国際展開研究会」を設置し,現在も課題の明確化と具体的な方策等を検討中である。  これまでに「水ビジネス国際展開研究会ワーキンググループ」での6回の検討,親会の「水ビジネス国際展開研究会」を2回開催している。(3月6日現在:製造産業局の審議会・研究会のページより) ▼報道資料:研究会の設置 http://www.meti.go.jp/topic/data/091015aj.html ▼研究会,WG開催状況等(製造産業局の審議会・研究会のページより) http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/k_7.html#water ◎検討の論点(第1回研究会 資料5)
  • 「水ビジネス」の将来性をどう考えるか?
  • 日本の産業界が海外の水ビジネスに展開する際に注力すべき「地域」,「分野」はどこか,どこに競争力があると言えるのか?
  • 現在,海外ビジネスに参加している企業が直面する課題は何か?
  • 我が国自治体が有する海外ビジネスにおいて有効な「ノウハウ」とは何か? それはどのようにすれば活用できるか?
  • 日本企業が水ビジネスを海外展開する場合,どのような体制で臨むべきか?
  • 他の事業分野における成功事例として学ぶべきところにはどのようなところがあるか?
◎水ビジネスを取り巻く環境(第1回研究会 資料4) 1 地球を取り巻く「水」環境の現状 2 世界の水ビジネスの現状 3 我が国の水ビジネスの現状  今月を目途にとりまとめがなされます。  結果については近々報道がなされると思いますが,この研究会での検討を受けて,引用した新聞記事にある関係省庁などによる検討チームが設置される,ということになるのでしょう。  なお,研究会の資料から,インパクトのある部分を取り上げる。 ◎世界の人口と世界の取水量の推移 mizusuii.JPG  人口増加率を超えた取水量(≒水需要)の動向にあります。 ◎日本の仮想投入水総輸入量 mizuimpo.JPG  農産物の輸入により,国内の灌漑用水量590億m3/年以上に,水を輸入していると推計される! ◎世界水ビジネス市場の地域別成長見通し mizubseityo.JPG  選択と集中により,海外展開の地域・国の優先順位付けが重要。 ◎世界主要都市別の水道の漏水率 rousui.JPG  「一人当たりの水使用量とGDPの相関」「日本の浸透膜(RO)膜メーカーのシェア」「工業分野における水回収利用」の優位性もあるが,上水はこの管理技術の高さ? ◎水ビジネス市場における主なプレーヤー  mizubplayer.JPG  水メジャーのように一貫したプレーヤーが望ましい?