今日は、明日の昨日

日々感じたことを、徒然なるままに書き連ねていき、足跡を残していきます。

日本相撲協会の特別調査委員会の役割は?

2010(平成22)年6月27日(日)

 野球賭博をはじめとした角界での賭博の実態について調査していた委員会の懲戒処分提言がでました。

 この委員会に対しての認識として、週刊誌報道を契機として、角界での賭博行為の実態調査を行うため、自己申告した関係者を聴取し、実態を調査していたこので、この「特別調査委員会」だと思っていました。

 しかしこの内容を見る限りは、調査委員会というよりも懲戒委員会の色合いがあります。名古屋場所を間近に控えて、今回の騒動のきっかけとなった力士と、力士を指導する立場の親方を早期に懲戒=引退、除名、解雇しようとする提言をする組織と変容している模様です。

 そして、その懲戒と引き替えに、名古屋場所の開催についてお墨付きを与え、今後の協会の在り方についても、組織改編等の提言を加えているとする内容です。

 何かが違う。名古屋場所の開催のための委員会という疑惑が拭えない。

 

 この委員会は、今回の賭博に関して、調査をするものであるとすれば、その実態をまずは明らかにし、公表すべきであると思われる。その後に、関係者の処分や今後の不祥事の再発防止の対応について、この組織以外の組織、例えば「××懲戒委員会」のようなところで処分について審議がなされるのではないのでしょうか?

 

 または、このような内部組織もなく、すべてこの委員会に委ねているとしたら、協会の自浄作用はないということなのでしょうか?

 野球賭博以外にも、名乗りでた方々への調査結果が気になりますが、「正直者だけが馬鹿を見る」結果にならないようことを望みます。