今日は、明日の昨日

日々感じたことを、徒然なるままに書き連ねていき、足跡を残していきます。

株で勝つ(ピーター・リンチ)

2010(平成22)年03月14日(日) 株式投資にあたって,必読書として必ず名前のあがる「ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け 」を読んだ。 その中から,印象深いところを引用する。 ◇利益を見通し,財務状況,競争上の位置,成長計画などなどについての宿題を済ます前には決して投資をしてはいけないのである。(p11:ミレニアム版への序章) ◇株価が上がってなおそれを持ち続けるのは,得てして下がった株を信じ続けるよりも難しいことだ。この頃私は,売り急ぎそうに感じたら,なぜこの株を買ったかという初めの理由を思い起こすように努めている。(p287:第17章・売り買いのベスト・タイミング)    この十分な事前調査の有無が,「投資」「投機」「ギャンブル」の違いかもしれません。調査して,この株を買う(会社の所有権の一部を取得する)ことが必要とときます。この準備が,株の売り時には,「なぜその株を買ったか」「今売るか,保有を継続するか」と自問自答し判断するときの材料にまります。 ◇この際,あり得ないことながら,インディアンが装身具を現金に換え,24ドルを複利計算で得年利8%の金融商品に投資したとしよう。すると現在では30兆ドルをちょっと切るほどまでに膨らみ,最新の不動産情報によるマンハッタン全体の価格281ドルを大きく上回ることになる。(p75:第3章・これはギャンブルなのか?何なのか?)  有名な投資の複利効果に関しての部分です。もし小さいときにお金を使わずに,預貯金にしていたら,今頃は…思い出の少ない人生になっていたかもしれませんが。一定の収入を得て,社会生活を送っている者は,複利でお金に働いてもらいましょう。 ◇(2)お金が必要か  「万が一失敗したとしても,将来的に見て,毎日の生活に支障のない余裕資金の範囲内で株式投資をすべきだ」(p90:第4章・鏡の前のテスト)  日常生活があっての株式投資です。借金をしてまでも,株式投資を行うことは,もう投資ではなく,投機・ギャンブルの類になってしまいます。射幸心が煽られないように注意します。 ◇第二の何々株と人々が言い出したときは,その株だけでなく,本家のほうもおかしくなり始めるようである。他のコンピュータ会社が第二のIBMと呼ばれるときには,IBM自体がすでにまずい時期に入っていた。(p173:第9章・私が避ける株)  第二の××は,株や会社,そして芸能人(とくにアイドル系やお笑い系の方々)をはじめ,いろいろな分野でも言われますね。