今日は、明日の昨日

日々感じたことを、徒然なるままに書き連ねていき、足跡を残していきます。

二人の天魔王-「信長」の真実

2010(平成22)年05月09日(日)  二人の天魔王-「信長」の真実(明石散人・小机種彦 著)を読む。(5月5日読了)  信長に対する我々の大きく変えるものあった。    簡単にいうと、信長は、戦国時代の優れた戦術家ではあるが、先々の戦略のない優柔不断な男で、単に足利義満足利義教の先例を踏襲したに過ぎない男である、というもの。 人間的には親しみを持つが、信長よりも宗教界の支配し、南朝を滅ぼし、関東管領をも恐れさせ、実質的に室町幕府の体制を完成させた足利義教に興味が湧きました。信長に限らず、秀吉も家康も足利義教が築いたシステムを利用しているという点からも気になります。    論理的に飛躍しているのでは、と思える部分もありますが、「歴史推理小説」として読んでも楽しめるものです。 ▼紹介リンクメディアマーカーへ)
二人の天魔王「信長」の真実 (講談社文庫)

二人の天魔王「信長」の真実 (講談社文庫)

  • 作者: 明石 散人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/09/06
  • メディア: 文庫