今日は、明日の昨日

日々感じたことを、徒然なるままに書き連ねていき、足跡を残していきます。

事故で子を亡くした母親の気持ち

2010(平成22)年3月12日(金)  法廷で,被害者の母親が被告を叩いた。
 交通事故で子供を失った母親の気持ちが,痛いほど伝わるものです。  母親の年齢について記事は伝えていませんが,老いた母なのか,まだ若い母なのか。いずれにしても息子を亡くした母の無念さが伝わる。  一方,被害者の母親に叩かれながら,黙って立っていた被告は,どんな心境だったのでしょうか。自分の母に想いを馳せたのか,または自分の息子に,はたまた起こしてしまった事故に想いを馳せたのか。行間からは,申し訳ないことをしたという,被告の気持ちがにじみ出てくるような記事です。  他方,最後の弁護士のコメント「…被告はびっくりしていたが、大丈夫そうだ」は,ちんぷんかんぷんな印象です。被告の刑罰の軽減に努めるのが,この弁護士の使命とすると,ここでのコメントは,「…被告は事件への反省や懺悔の気持ちから,動けなかったようだ。改めて,自分の起こした事故の重大さを感じていたようだ」ぐらいのコメントが求められるのではないでしょうか。  なお,引用した記事の少ない情報から,私が勝手に想像したものです。この被告の起こした事件・事故を正当化すものではなく,また,この裁判にも全く利害関係がないことだけは,記しておきます。