今日は、明日の昨日

日々感じたことを、徒然なるままに書き連ねていき、足跡を残していきます。

今後もトヨタは,セーフティ・ドライブのために取り組みます

 「トヨタは,今回のリコール問題に真摯に取り組み,さらに一層,安全・安心のための技術,ソフトの取り組みを社長をトップに取り組んでいきます。」ということでしょうか。  ただ,「ブレーキ・オーバーライドシステム(Brake Override System)」(アクセルとブレーキが同時に踏み込まれた際にブレーキが優先される機能)に関しては,発表資料では,唐突にでてくる印象を受けます。  発表資料をもとに社長の会見が行われ,質疑が交わされていると思いますが,最近,テレビを見ていない私には,その辺が分かりませんし,この記事だけでは捕捉できません。  新聞記事といえば,トヨタの大規模リコールに対するマスコミ(新聞社)の対応に関する面白いコラム記事がありました。  

新聞も民放も、企業が広告を出してくれることで多額の収入を得ています。広告費を出してくれるスポンサーあってこそ、仕事ができます。そんな巨大スポンサーのひとつであるトヨタが、大規模なリコールに追い込まれました。  となると、トヨタをめぐるニュースをどう扱うか、編集部門と営業部門の間で葛藤(かっとう)が生じる可能性があります。  編集部門は、広告収入への影響を考慮することなく、トヨタに関して公正な報道ができるのでしょうか。これが、ジャーナリズムの試金石である気がします。 ~平成22(2010)年2月16日(火)の朝日新聞のコラム「池上彰の新聞ななめ読み」より~

  2月9日のトヨタ社長のリコール実施の会見のニュースの扱い方を比較し,最後に,「こんな紙面構成をするようでは,信頼を失うのはトヨタだけではないはずですが。」と結んでいます。 (あらまし)  ・NHK(夜7時のニュース:大きく,堂々と扱う  ・朝日新聞(10日朝刊):全体的に微温的な扱い                 「不具合」の表現(1面),社長に好意的な表現(13面),利用者の怒りの声(35面)  ・読売新聞(10日朝刊):「欠陥」(3面),見出しから厳しく批判する姿勢が(31面)  ・日本経済新聞(10日朝刊):扱いが小さい,批判的な視点が見あたらない  なお,このコラムの全文は,「asPara 新聞NAVI」の中でも読むことはできます。(会員限定)