今日は、明日の昨日

日々感じたことを、徒然なるままに書き連ねていき、足跡を残していきます。

年金基金特別会計は500兆円の債務超過

 先にアップした今日のブログで,年金に関しても書いたが,週刊BPnetの02/12のメールマガジンから,とんでもない記事にたどり着いた。  それが,「小宮一慶の「スイスイわかる経済!“数字力”トレーニング」 「債務超過は317兆円」に疑問 将来の負債はまだまだある!」という記事。(ココから)  この記事は,2010(平成22)年1月27日付けの日本経済新聞で「国の『債務超過』317兆円」に関する疑問を探り,特別会計の中で2.3兆円の黒字となっている年金基金特別会計に言及しているもの。  詳細に関しては,小宮一慶氏の記事に譲りますが,結論として,将来給付が必要な人々の債務が計上されておらず,現在の負担者を推定し,国の半分負担ルールに従えば,500兆円の給付債務(隠れ債務)があり,かつ,この制度を維持するために,年金を払うだけで1264億円もの人件費がかかっているというもの。  この制度については,将来的には国民の負担として手当てすれば良しとするか,制度設計の見直しを行い,不足する部分は消費税の税率アップなどでカバーし(=入るを増やす),運営経費を削減するために民間保険会社に運営を任せる(出るを制する)などの手を打つことが肝心です。  政権を担う与党に,そして捲土重来を期す野党に対して,この問題に真っ正面からあたる政党人の登場を待ち望みます。

国の「債務超過」317兆円  「財務省は26日、2008年度の国の資産と負債の状況を示した貸借対照表を公開した。一般会計と特別会計を合わせて計算した場合、負債が資産を317兆 4000億円上回る『債務超過』となった。国債発行残高が増えた影響などで、資産と負債の差額は07年度に比べ34兆5000億円増えた。政府は09年度も景気対策などのために国債を大幅増発しており、足元では債務超過がさらに膨らんでいる公算が大きい。(2010年1月27日付 日本経済新聞朝刊)」より

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日本政府の抱える国および地方の債務残高(概算値)をリアルタイムで表示してページを見つけました。  リアルタイム財政赤字カウンター 9  このカウンターでは,「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」および「財政関係諸資料」をもとに計算しているそうです。  詳細については,内訳など細かいことは,リアルタイム財政赤字カウンター 9のリンク先の資料で確認してください。 追記:平成22(2010)年2月13日(土)